2020年2月25日

マスクの品薄はいつ解消するのか

Cartoon by ©281_Anti nuke

マスクの品薄が騒がれ始めた1月下旬、某通販サイトを覗いたら、40枚入り770円の商品が見つかった。1枚当たり20円なので2箱申し込んだ。ところが待てど暮らせど送ってくる気配はない。今月20日「ご注文商品手配状況のお知らせ」というメールが届き「メーカー在庫も欠品しており、具体的な入荷予定日の回答を頂く事が出来ない状況です」とのこと。仕方ない、キャンセルせずに気長に待つことにした。外出した際にはドラッグストアに立ち寄っているのだが、いずれも棚は空っぽ、どうしようもない状態である。驚いたことに、除菌スプレーは無論、材料となるエタノールも売っていない。別のサイトに除菌スプレーを注文してあるが、これまたいつ届くか不明だ。折も折、鳩山由紀夫元首相が今月16日、以下のようなツイートをした。
翌日「中国に送るマスクは日本の市場に出ることのない製品ですので、送ることによって日本のみなさんには影響はありませんので、どうぞご安心ください」と弁解したが、案の定、大炎上したのはいうまでもない。これに先立つ今月12日の会見で、菅義偉官房長官は次のように宣言した。「マスクは中国からの輸入停滞などにより品薄状態でありますが、厚生労働省、経済産業省が強く増産要請をし、24時間生産の体制強化により、早ければ来週以降、例年以上の毎週1億枚以上が供給できる見通しであります」云々。これを真に受け、いずれマスクの品薄は解消され、市場に出回ると思っていたが、期待外れである。1月末、エントリー「N95 マスクなら新型コロナウィルスを防げるか」 で、N95 マスクは0.3マイクロメートルの粒子を除去するが、0.1マイクロメートルの新型コロナウィルスは通してしまうと書いた。テレビなどで報じられているように、くしゃみやせきで唾液の飛沫を周囲にまき散らさないために必要である。マスクで完全予防はできないようだが、安心感を与えてくれる心理効果が何よりだ。そういう意味でも一刻も早い品薄解消が待たれる。

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